第57回日本推理作家協会賞短編部門受賞作品



6話構成の短編集。

死神の「千葉」は担当する人間が可(死ぬ)か不可(生きる)かを調査する話し。
ところどころに笑えるツボあり。
というのも死神だから人間の比喩と言葉のトリックがよく理解できない。
「甘く見ていると以外に、吹雪、長引くかもしれねえな(吹雪に死神より)」
という会話に「千葉」は
「吹雪って味があるんですか?」
と真面目に聞く。
そういった場面が出てくる。
人が死ぬとか生きるとか、暗くなるよな話しだけどそれを感じさせないストーリー

とくに最終話となる「死神対老女」は意外な結末を迎え、なんだかすこししんみりしてしまった。

「グラスホッパー」とはまた違った感じで良い作品でした。

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