作者は「世界の中心で愛を叫ぶ」の片山恭一さん。

でもまだセカチューは読んでないし、見ていない。
で、違う作品。と思ってこれを読んでみた。

なんだろう、リレー小説っていうのかな?短編が4つ集まっているんだけど、登場人物同士がちょっとした接点をもっている話し。

で、どの話しにも「イルカ」がでてくる。

第1話となる「アンジェランスの岸辺」は、登場人物の名前が出てこない。彼とか彼女とか夫人とか・・・・
子供が出来て、夫婦の間に溝ができてしまった・・・という話し。
私の感想は・・・×

第2話は「雨の日のイルカたちは」これはホストクラブにはまってしまった女子大生がキャバクラで働くと言う話し。
私の感想は・・・△

第3話は「彼は生き、われわれは死んでいる」ラグビー一家に生まれた男が介護福祉を仕事にした話し。
私の感想は・・・△

で最終話「百万語の言葉よりも」なかよく暮していた家族4人。突然夫が死んでしまい、過労死の疑いが出てきた。残された家族3人は悲しみ暮れて生活をしていくのだけれど、あるひ妻は夢を見る。知らない女性の夢。しかし思い出してみればその女性は夫の葬儀に参列していた。不可解に思い調べてみると、相手は夫の浮気相手だった。悲しみと憎しみの間で自分の気持ちを整理できないでいる妻・・・ってな話し。

この話しが一番良かった。多分一番自分に近い存在での話しだったからだろうと思うけど・・・

ただ、この作者の書き方はあまり好きになれない。



ISBN:4163228802 単行本 片山 恭一 文藝春秋 2004/04/22 ¥1,300

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